シュタイナー教育を教えたいという人は、教員資格が必要となってきます。教員資格を取得するうえで必要となってくるのが、シュタイナー教育の中でとても大切な創造性を教える側も養うということです。
日本でも徐々に馴染んできているシュタイナー教育は、オーストリアの思想家、ルドルフ・シュタイナーの考えを基盤としている教育法です。
この教育法の最大の特徴は、7年おきに人間の成長をカテゴライズしている七年期と言われる考えに応じた教育をしていくという点です。0歳から7歳の子供の教育に必要なのは、無理矢理叩き込む知識ではなく、個人の意思の確立や、肉体を自ら動かすことによって得られる成長です。
そして、次の段階の7歳から14歳では、感情の成長に着目し、芸術などを盛り込んだ教育を行うことによって、世界は美しいと子供が感じられるような世界観を作ります。
そして、次の14歳から21歳では、自我の確立に着目します。このような3段階全てに共通していえることは、創造性を豊かにするということです。そのため、シュタイナー教育を教える側にも、創造性をきちんと養う必要性があります。
シュタイナー教育の教員資格を得るためには、いくつかの方法がありますが、もっとも身近に取得する方法としては、国内の教員養成コースを修了することです。ここでは、シュタイナー教育の考え方や創造力を学んでいきます。
カリキュラム内容は、シュタイナーの考えである4つの体についてや、リズムなどを学ぶのはもちろんのこと、幼稚園の環境について、教師としての自己教育についても学びます。そして、養成期間中に実際に教師について実習をすることによって、生の授業を学ぶこともできます。
一般的な教員になるのとは異なり、ここで大切となってくるのが、芸術においても修行を積むというのが大切となってきます。このような過程を終えた上で、適正を認められて初めて教員資格が得られるのです。
これは、単なる教員資格を取得するためだけの勉強というよりも、大人のためのシュタイナー教育と言えます。そのため、教師になる以前に自分自身の感性をも磨くことができるというのが魅力といえるでしょう。
シュタイナー教育の教員資格を得るというのは、容易いことではありません。ただ、資格のために自分でシュナイターの思想を深めていくということは、教員になるということはもちろんのこと、自分にとっても大変価値のあることといえるでしょう。独創性を大切にしたこの教育は、創造性を育むのに大切な教育といえるでしょう。